MTBTEAMであるhubgejapanチーム員の書き込み場


by hubgejapan
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南方進出(アジア選手権)完結編

今年もアジア選手権に選抜され、行くまでには去年のアジア戦をまとめていこうと心には決めていました。がしかし、現実はそう甘くはありませんでした。



シーディングラン
一応、昨日のチームミーティングで試走開始時間は朝8時から1時間と聞いていた。ただし全てが日本のレースの様にオンタイムで進行すればだが・・・。

スタート地点までの搬送に最初は土石載専用とおぼしき大型ダンプの荷台にバイクとライダーが乗り登っていくが、前日まで降り続いた雨の影響で、途中でスタックして登れず引き返す始末。
さてどうするかと待機していると、今度はいかにも泥の不整地に強そうなトラクターが大きな荷車を引っ張ってやってきた。これで安心かと思っていたら、今度はそのトラクターが故障。時間は容赦なく経過していく。この時点でスデに2時間以上経過している。
結局、ホテルと会場を送迎している4WDのワゴン車にバイクを横積みして、ライダーは別のワゴン車でスタート地点に向かった。UCIでは試走は2本以上走らなければいけない筈だが、昨日の試走分はカウントされている?それはなく、参加ライダー全員が試走1本のみでシーディングランに向かう事となった。

計測方法がなんとスタート地点からフィニッシュに無線でコールし、フィニッシュのスタッフがストップウォッチで計測するという。まるで草レースのような計測方法だなと思ったのは言うまでもない。これだと絶対誤差や計測ミスが起きても不思議じゃない。日本チームも独自でスタ-トとフィ二ッシュに1人ずつ配置し、無線とストップウォッチで計測していた。

スタート順は7番目。スタート台が雨の影響で滑りやすく一瞬バランスを崩すが、問題なくスタート。各セクションをミスなくクリアしていき、途中のベニヤ板ドロップオフで転倒している前走者を抜き去り、川越えジャンプも何なくクリア。最後登り返しも死ぬ気で踏んで無事フィニッシュ。

全てのクラスが終わったのは結局15時近くであった。スケジュールでは午前中で終わるはずだったのだが・・・。
ホテルに戻りリザルトを待つが、一向に発表の気配はなし。はたして結果は何位?


ファイナル
 昨日までの天候と打って変わって朝から天候が回復し、晴れ間が見える。
朝になってやっとリザルトがでた。見てみると1人抜いたにもかかわらず、しかも転倒もしていないのに結果はトップから20秒遅れで4位という結果だった。このタイムは絶対ありえない!当然納得いかず抗議するものの、結果は覆らなかった。決勝で結果を出して証明するしかないなと闘志を燃やす。後から聞いたのだが、このタイムはオーガナイザー側の計算ミスでこの結果だったとの事。

搬送は昨日と同様4WDのワゴン車にバイクを横積み。物凄くバイクがボロボロになる(決勝終了後に自分のバイクを確認すると、フロントフォークのインナーチューブがガリガリに削られ、オイル漏れを起こしていた。同じく女子DHの鴨下美穂ちゃんはフロントブレーキのバンジョーボルトが搬送中に緩んでオイル漏れがおきた。修理時間が無く、結局彼女はほぼフロントブレーキ無しの状態で走りきり、見事2位になった)

試走を1本だけ走り(と言うか、またオーガナイザーの運営の不手際で1本しか走れない)決勝に向かう。スタートからコースを見渡すとだいぶコンディションは回復しているようだ。シーディングでスタートミスしているので慎重にスタート。前半はミス無くクリアしていくが途中でSPDペダルが外れ、しかも途中の一寸登り返しの手前でペダリングできずロスしてしまう。その後はほぼノーミスでクリアし、ドロップオフ、リバーギャップもクリアしフィニッシュ。それまで暫定1位だったが、同じ日本チームの安達選手がタイムを更新し、2位で終了した。これで日本チーム男女共に1-2フィニッシュを飾る事ができた。

表彰式で国歌である「君が代」が流れ、二つの日の丸の国旗が掲揚されるとやったと言う実感と共に、大変誇らしげな気分になった。
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今回初めてアジア選手権の日本チームメンバーに選抜され参加できたが、日本チームの記録に貢献できて大変嬉しい。
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次の日はクロカン。ジュニア男子、エリート女子、エリート男子全て金メダルを独占した。
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大会が終わってクロージングセレモニー。レースが終わったからみんなエライ飲むは食うわ。
ビールが確か1本¥50?だったかな、えらい安かった気が。
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無事終了し、2004年は日本が金メダルを独占したが、2005年はそう簡単にはいかなかった。2005アジア選手権も引き続きレポートします。
by hubgejapan | 2005-09-29 14:01 | 丸山の落書き